【不快の森クエスト】第2話 畳が見えない恐怖

~ズボラ主婦が片付けに目覚めた瞬間~

整理整頓が苦手な私は、いつの間にか部屋中が「物・もの・モノ」であふれていました。
定位置が曖昧なせいで、よく使う物が行方不明になることもしばしば。
探し物をしているうちに、時間だけが過ぎていく──。

このまま歳を重ねていったら、足の踏み場もなくなり、転倒やケガの危険もあるかもしれない。
そんな「畳が見えない恐怖」を感じた瞬間、ようやく私は片付けを始める決意をしました。

まず取りかかったのは、“畳の上にあるものをすべて撤去する”こと。大きなカゴを用意して、畳の上にある物を片っ端からカゴに入れていきました。
すると不思議なことに、足の踏み場ができ、道が見えてきたのです。

雑誌、紙袋、片方だけの靴下、着なくなった洋服…。
「彷徨える物たち」を一つひとつ定位置へ戻していくと、畳が顔を出しました。
短い時間だったのに、部屋の印象は驚くほどスッキリ。

今はまだカゴの中に大量の物たちが残っています。
これからそれらを「必要」「不要」「保留」に仕分けていく予定です。

小さな一歩ですが、「畳が見える安心感」は、私にとって大きなモチベーションになりました。
ズボラな私でもできた“最初の片付け習慣”──それが、この後の断捨離生活の始まりです。

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