【クエスト①】怠惰の呪いを解け!〜不快の森への序章〜
💤 冒険のはじまり
ここは、かつて「快適な城(マイホーム)」と呼ばれた場所。
だが今、そこに広がっているのは――
紙の山、服の塔、そしておもちゃの群れ。
気づけば我が家は「不快の森」と化していた。
片付けが苦手。整理整頓も下手。「やろう」と思っては放置し、日々の忙しさに流される。
そう、私は“ズボラ主婦”という名の勇者(?)。
今日こそ、この不快の森に立ち向かう決意をした。
⚔️ クエスト1:怠惰の呪いを解け
「やる気はあるのに、体が動かない……」
まるで見えない“怠惰の呪い”にかかったようだ。
だが、仲間(=全国の片付けが苦手な主婦たち)もこの呪いに苦しんでいることを知った。つまり、片付けられないのは“性格”のせいではなく、“仕組み”の問題。
そう気づいた瞬間、MP(やる気)が少しだけ回復した。
「私にも、きっとできる。」
そう信じる心が、冒険の第一歩となった。
🌲 クエスト2:不快の森へ突入せよ!
勇者、現実と対峙す。
私は恐る恐るスマホを手に取り、部屋の写真を撮った。――パシャ。
そこに映ったのは、まごうことなき魔界。
テーブルの上に積み上がる紙の塔。
床には迷子の靴下。
キッチンには賞味期限ギリギリのポーション(調味料)。
「……ここ、本当に私の家?」
一瞬、逃げ出したくなった。
だが、勇者は現実から逃げない。ここからが、本当の戦いの始まりだ。
🔮 クエスト3:希望の呪文“15分カタヅケ”を唱えよ
私は新たな呪文を思いついた。
『じゅもん:15フン カタヅケ』
いきなり全てを片付けようとするから、心が折れるのだ。
だから今回は、1日15分だけ。
・テーブルの上を空にする
・洗濯物をたたむ
・紙袋を1枚捨てる
たったそれだけで、部屋の空気が少し変わった。
「できた!」という達成感が、次の一歩を後押しする。
まるでHPが回復していくようだった。
📜 クエスト4:伝説の3つのルールを手に入れろ!
試行錯誤の末、私は3つの“伝説のルール”を発見した。
1️⃣ 使う場所に物を置く
2️⃣ 戻す場所を決める
3️⃣ 完璧を目指さない
この3つを意識するだけで、散らかりの魔王は弱体化していく。
ズボラでも、勇者になれる。
それが、このクエストで得た大きな学びだった。
🌈 クエスト5:不快の森、晴れる時
完璧な勝利は、まだ遠い。でも――昨日より少しマシな今日がある。
不快の森の奥には、きっと「快適の城」への道が続いている。
焦らず、少しずつ歩んでいこう。
ズボラでも勇者になれる。
15分の冒険を積み重ねれば、必ず出口にたどり着くはず。今日も私は、
『じゅもん:15フン カタヅケ』
を唱える。
そう、これが私の――
“不快の森クエスト”のはじまりの物語。
  
  
  
  
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